犬 甲状腺機能低下症 食事

※甲状腺機能低下症になった犬の食事|重要ポイントと症状や原因

犬,甲状腺機能低下症,食事,症状,原因

 

犬の甲状腺機能低下症は、甲状腺ホルモンの分泌が少なくなり、様々な症状が現れる病気です。今回の記事では、甲状腺機能低下症の症状原因食事のポイントなどをご紹介します。

 

犬の甲状腺機能低下症の原因や症状

犬の甲状腺機能低下症は、甲状腺ホルモンの分泌量が少なくなってしまい様々な症状を引き起こす病気です。主に高齢の中型犬と大型犬に多い病気とされています。

 

犬の甲状腺機能低下症の症状

主な症状脱毛・筋力の衰え・元気がなくなる・脱毛・皮膚の色素沈着・体温の低下などがあります。また顔のむくみやすく、まぶたが腫れたような状態になることもあります。しかし診断だけでは確定しにくいので、甲状腺ホルモンの検査が必要です。

 

犬の甲状腺機能低下症の原因

甲状腺ホルモンは、脳の視床下部脳下垂体から指令を受けて分泌されます。正常に分泌されている場合、犬の体温上昇や基礎代謝などをサポートしてくれます。そんな甲状腺が十分なホルモンを生成しない状態が甲状腺機能低下症です。その原因には以下のようなものが考えられます。

 

1、自己免疫疾患
1つめが自己免疫疾患です。これは先天的な要因が大きいとされています。甲状腺機能低下症の犬のうち約80%がこの自己免疫疾患によって起こるといわれています。甲状腺だけでなく、皮膚や消化器系に影響を及ぼすといわれています。

 

2、甲状腺委縮
2つめは突発的な甲状腺委縮によるものです。甲状腺が萎縮する発症メカニズムは分かっていません。

 

3、脳の視床下部や脳下垂体の異常
続発性甲状腺機能低下は、甲状腺ホルモンの分泌を司る脳の視床下部や脳下垂体がトラブルを起こしてしまうことで起こります。脳下垂体の腫瘍が主な原因といわれています。

 

4、甲状腺ホルモンの変換に異常が起こる
通常、犬の甲状腺ホルモンはT4と呼ばれるホルモンがT3に変換されることで、機能を発揮します。しかし、この変換がうまくできず甲状腺機能低下症のような症状が出る場合もあるとされます。これは遺伝子上の問題や薬物が原因とされています。

 

 

主な治療方法

 

 

甲状腺機能低下症を抱えた犬の治療方法は、主に次のようなものがあります。

 

投薬による治療法

甲状腺機能低下症により、不足した甲状腺ホルモンを補うために、同じ働きをする人工のホルモン製剤を投与する治療法です。犬の甲状腺機能低下症は完治が難しく、生涯にわたり投薬が必要になります。

 

定期的な検査をしながら、投薬量の調節が必要で、過剰な投薬は、甲状腺機能亢進症といって、代謝が上がり過ぎ、逆に体調不良を招く可能性があります。

 

投与量に気を付けて、うまくコントロールできれば、2週間程度で元気が戻り、皮膚炎なども数か月で改善してきますので、食事療法と合わせれば、元気に生活していくことも可能です。

 

 

基礎疾患への治療

犬の甲状腺機能低下症は、合併症を起こしやすい病気としても知られています。クッシング症候群などもそれで、にクッシング病から甲状腺機能低下症を併発したケースも多くみられます。

 

そんな場合は、まず、クッシング症候群など、元々の基礎疾患への治療を行い、甲状腺機能低下症を併発させた原因疾患への対処をします。

 

 

食事のポイント

 

甲状腺機能低下症には、薬による治療のほか、食事療法も大切とされています。それでは犬の甲状腺機能低下症について食事療法のポイントをご紹介します。

 

低脂肪

甲状腺ホルモンがきちんと分泌されないと、脂肪の代謝がうまくできません。そのためコレステロールや中性脂肪の値が高くなりがちです。そのため低脂肪の食品がおすすめですが、単に低脂肪のものを与えるのではなく、「」にも注意します。できるだけオメガ3脂肪酸のような良質なものを与えましょう。また脂肪は酸化すると害になってしまうので、できるだけ新鮮な脂肪原料をつかったものが望ましいとされます。

 

消化しやすい良質なタンパク質

甲状腺機能低下症は、体内のタンパク質を生成する力が落ちていくとされます。そのため負担をかけないために消化しやすいタンパク質を与えましょう。できるだけ新鮮な魚や肉を与えるのがポイントです。
また良質なタンパク質を含むドッグフードなども販売されています。

 

控えめにするべき食品

アブラナ科の野菜に含まれるゴイトロゲンが甲状腺ホルモンの分泌を阻害するといわれています。通常の食事で摂取する量ではあまり問題ないといわれていますが、できるだけアブラナ科の野菜などを多量に与えるのは避けましょう。
また大豆食品に含まれるゴイトロゲンやゲイニステインも甲状腺機能を低下させるといわれているので、少量にとどめるように注意します。

 

まとめ

甲状腺機能低下症の犬は、タンパク質の生成基礎代謝などに問題が起こります。そのため食事に気を付ける必要があります。良質な低脂肪、タンパク質、低カロリーの食事を与えるようにしましょう。
手作りが難しい場合は、甲状腺機能低下症に対応した、無添加のドッグフードなどを使用するのもおすすめです。

 

市販で普通に売られているドッグフードは、高カロリーで高脂肪なものが多く、甲状腺機能低下症を抱えている愛犬の食事療法には向きません。高温加熱処理による食材の質の「変性」は、酸化を招きますし、少なからず使用されている保存料や肉副産物なども、病気の愛犬にはよく無いものです。

 

こちらに、甲状腺機能低下症の愛犬に対応した、無添加で食い付きの良い「療法食ドッグフード」を詳しく紹介していますので、是非ご覧ください⇒ 【犬心の口コミ】病気管理用ドッグフードのリアルな評判を大公開

 

また、甲状腺機能低下症になった愛犬が、合併症として併発しやすい病気に配慮した、食事管理についても詳しく書いていますので、併せて読んでいただけると、参考になると思います。
⇒ 【愛犬のクッシング用ドッグフード】※元気で長生きさせる食事療法